米国ゴルフ業界の出口戦略が明らかになってきたが、この国は個別対応事例をまとめ上げるのが上手いといつも感心する。日本の団体はこれが上手くない。個別対応に終始して、全体像を描くのが下手だ。マーケティングについての関心の薄さと関連性があるように思えてならない。と、不満を言っても改善にはつながらないので、どう理解を求めたらいいのか・・・
さて、その米国のCOVID-19対応策をまとめたEXCELのファイルが以下のファイルだ。ロックダウンから営業再開までを三つのフェーズに分けてまとめた戦略は別の記事で紹介したが、このEXCELファイルは対応策を一覧表形式で整理したものだ。ゴルフ施設の対応、ゴルフルール、ゴルフプロのレッスンなどの対応と、おおよそ考えられるシチュエーションはカバーしている。
政府が、緊急事態宣言解除までの出口戦略を想定する場合は、感染状況に対応して、現状をフェーズ1とすると、解除に向けたフェーズ2の段階では、ゴルフ場の対応はこう、次の、いま言われている新型コロナウイルスと共存するフェーズ3ではこうした対応が望まれるというフェーズごとの対応策を明示するように要請がある気がする。
そう考えると、米国のこの取り組みが想定されることになってしまう。考え方というか、想定する場面をどう考えるかだが、まず対応策をまとめた後に、一定の収束(終息でなく)が認められて、吉村大阪府知事が設定した出口戦略のように、フェーズごとにどのような対応を必要とするかという議論にまとめる必要を感じるのは私だけ? COVID-19との共存というコロナ以前の状況には当分の間戻らない(戻れない)ことが明らかになった以上、緊急事態宣言解除から一定の収束までの状況への対応策と収束後のニューノーマル時代に合わせた対策が求めれれるということになるのではないかな。
思考の整理ためにも、米国のBACK2GOLF OPERATION PLAYBOOKを研究しておく必要があるとは思いませんか。
https://www.gcsaa.org/docs/default-source/resources/back2golf-operations-playbook-4-29.xlsx