ジョー・ベディッツ

2021年5月

 2020年にラウンド数が急増したことは周知の事実で、今年も好調なスタートを切ったことも周知の事実です。

 オンコースの参加者数が過去17年間で最大の純増となったことは以前にも紹介しました。一方、オフコースの参加者数は、オンコースの2倍以上の増加となり、2020年も好調を維持しました。

 NGFの推計によると、昨年のオフコースの参加者数は2,400万人強で、オンコースのゴルファー数にわずかに及びませんでした。

 12ポイントの差です。

 オンコースとオフコースを合わせた米国のゴルフ全体の参加者数は、2020年に8%増の3,690万人となりました。この結果、アメリカ人(6歳以上)の中には3つの密接なサイズの相互に排他的なグループが存在することになります。

– オンコースのみでゴルフをする人 1,260万人(平均年齢50歳、女性29%)

– オンコースとオフコースの両方でゴルフをした1,220万人(平均年齢42歳/女性21%)。

– ゴルフ場外でのみプレーした人1,210万人(平均年齢31歳/女性45%)。

 上のグラフを見ていただくとわかるように、コース外のゴルフ施設(Topgolf、レンジ、シミュレーターなど)でプレーする人の数が、コースでプレーする人の数とほぼ一致しています。そして、従来の「緑の芝生」での参加者が数を上回る日もそう遠くはないでしょう。今年はその可能性が高いでしょう。

 これはゴルフにとって朗報です。

 私たちの調査によると、Topgolfやそのような施設の、親しみやすく威圧感のない環境は、伝統的なゲームへの関心を高めるのに役立つそうです。このようなゴルフエンターテインメント施設の近くにあるコース運営者は、マーケティングとプレーヤー開発への投資を倍増させるべきです。なぜなら、自分の家のすぐ近くで顧客の見込み客が増えているからです。

出典:Golf is Getting Off Course | The Q (thengfq.com)

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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