ゴルフ産業のスイートスポット：G世代

ゴルフ産業のスイートスポット：G世代
この「ゴルフ世代」は、ゴルフビジネスにとって最も重要な年齢層です
by National Golf Foundation米国ゴルフ財団

2019年9月

Generation G（ゴルフ世代）に精通していますか？　あなたがゴルフビジネスで働くなら、あなたはそうあるべきです。
ゴルフ業界の一部では、ベビーブーマー世代の引退の波を経済的な損失としとして見ていますが、他の人は、ベビーブーマー世代の退職によるビジネスの急激な落ち込みを不安視しています。そしてミレニアル世代に多くの注目が集まっており、業界の開発プログラムの多くはジュニアに焦点を当てています。しかし、ゴルフビジネスの本当のスイートスポットは？　それがGolf Generation、またはGen Gです。
技術的には世代とは言えませんが、46歳から65歳までの年齢コホートは、ゴルフ業界にとって最も重要なグループであり、業界で最も多くのゴルフ人口とラウンド数、支出を占めています。G世代には、より若いベビーブーマー（55〜72歳）世代とジェネレーションXの古いメンバーが含まれます。［ジェネレーションX：1960年代初頭または半ばから1980年代に生まれた世代のこと］

G世代は800万人以上のゴルファーで構成されており、ゲーム全体のオンコース参加ベースのゴルフ人口2420万人の34％を占めています。また、ラウンド数の3分の1以上、合計で約1億5600万回をプレイします。この重要なグループの特徴と行動は、今年のNGFゴルフビジネスシンポジウムで、ミレニアル世代、GenX、ベビーブーマーの消費者に関する世界的な権威として認められている世代の専門家であり受賞歴のあるジャーナリストであるアレクシス・エイブラムソン博士によるプレゼンテーションの中で強調されました。エイブラムソン氏は、ゴルフがビジネスへの世代の影響に対処するために革新している他の業界から学べることを示唆しました。
「彼らの世代の良いところは、彼らの可処分所得が年間約5,000ドルの水準に上がることです」と、エイブラムソン氏は言います。「彼らの可処分所得は月に約1,300ドルです。彼らの裁量的支出は、平均的な世帯の約2倍です」
オンコースゴルファーの平均年齢はほぼ45歳です。しかし、業界に最も大きな影響を与えているのは、平均的なハイエンドのゴルファーです。エイブラムソン氏は、G世代の61パーセントが若い世代よりも自由時間があると述べ、25〜45歳のグループの75パーセントと比較して53パーセントがフルタイムで雇用されていると述べました。
それでは、Gen Gでゴルファーとつながる方法は？
エイブラムソン氏は、「中年の人」はオンラインであまり時間を費やさないという考えは“間違った”神話だと言います。

「彼らはすべてのデバイスでミレニアル世代よりも多くの時間を費やしています」と彼女は指摘し、Gen Gレポートの70％がソーシャルメディアユーザーであることを付け加えます。そのグループの70％は、特定のブランドやビジネスをフォローする可能性が高いだけでなく、フォローしているブランドやビジネスをひいきにしたり購入したりしていると答えています。また、G世代はオンラインで年間約70億ドルを費やしていると、エイブラムソン氏はシンポジウムの参加者に報告しています。
ゴルファーを含むジェネレーションGの人々は、カスタマーサービスの質が高い。エイブラムソン氏によると、ロイヤルティの提供とディスカウントは彼らにとって重要です。「彼らは、あなたの気遣いを感じたい」のだと彼女は言い、Gen Gの影響波及範囲、特に口コミを考慮することが重要であると述べています。60パーセント以上が、少なくとも週に2回、友人または家族からの推薦を求められています。さらに注目に値するのは、それらの89％がその提案を迅速に提供していることです。
Facebookは、Gen Gのユーザーが接するソーシャルメディアプラットフォームのターゲット広告のほとんどを占めていますが、86％のユーザーが毎日メールをチェックしているため、ダイレクトメールを非常に受け入れる傾向があります。G世代のメンバーにとっては、オンラインの評価も重要です。
「変革と繁栄には、Gen Gが必要とするブランドでなければなりません」とエイブラムソン氏は述べています。「方向転換し、コースなどの品質またはサービス提供にさまざまな方法を見つけ出す必要があります」