今年のクリスマスシーズンは、メーカーや小売業者が生産や在庫、出荷の問題に頭を悩ませている中、ゴルフ用品、アパレル、アクセサリーなど、あらゆるゴルフ関連商品の需要が堅調に推移すると予想されています。

 クリスマスシーズンは、ゴルフビジネスにとって、そしてゴルファーにとっても良い季節なのです。NGFの最近の調査※1によると、500万人のゴルファーと2,000万人の非ゴルファーを合わせた約2,500万人が、今年のクリスマスシーズンにゴルフギフトを購入した、または購入する予定だそうです。ゴルファーは他人に寛大なだけでなく、プレゼントを贈る人の2人に1人は、自分のためにも何かプレゼントをツリーの下に置くそうです。

 では、誰がゴルフギフトを贈っているのでしょうか? 全体的には男性が多く購入していますが、実際には女性ゴルファーの方が男性よりもゴルフギフトを贈る傾向にあります。女性は、ゴルファー全体の25%を占めていますが、ギフトを贈る人の33%は女性です。

 また、ゴルフギフトを贈る人は平均よりも若いです。4分の3(77%)が50歳以下で、これは全人口の約60%に相当します。

 サンタさん、袋の中には何が入っていますか?

 当然のことながら、ゴルフの究極の消耗品であるゴルフボールが最も人気のあるギフトで、次いでアパレル、ゴルフクラブとなっています。自分のために買う場合は、クラブやシューズが人気です。

 どこで買い物をすることが多いのでしょうか? NGFは、コアゴルファーを対象とした別の調査※2で、クリスマス期間のオンライン消費は、店舗での消費の約2倍となることがわかりました(62%対33%)。この結果は、Deloitte社が実施した2021年のトレンド調査でも裏付けられており、オンラインでの支出の割合は過去6年間で51%から62%へと着実に増加しています。

 ゴルフ関連の支出は、今年も全体的に堅調に推移しており、2022年も引き続き堅調に推移するものと思われます。The Conference Boardが発表している11月の消費者信頼感指数は110と、依然として平均を上回っています。また、Bureau of Economic Analysis(経済分析局)によると、個人消費は引き続き増加傾向にあります。このことは、今年のホリデーシーズンやそれ以降に向けて良い兆候です。

※1 成人1,477人を対象とした全米代表サンプルによる。2021年9月から10月にかけてNGFが収集したデータ

※2 NGFが2021年11月29日から12月1日にかけてコアゴルファー270人を対象に実施した調査に基づく

ジョセフ・F・ベディッツ、Ph.D.(NGF社長兼最高経営責任者)

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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