コロナウイルスがノータッチアクセサリーを必需品にしていますが、クリエイティブなカリフォルニア州のスーパーインテンデント(コース管理者、スープリ)が、コースで使用できる質素なプールヌードルの実用的な使い方をすでに行っています
2020年5月28日|ハワード・リッチマン(Howard Richman)
ブレンドン・リークセッカー氏は、このアイデアをしばらくの間温めていました
昨年10月、カリフォルニア州チュラビスタにあるBig 5 Sporting Goods店に入ったとき、彼の頭の中にはプールヌードルという一つの商品しかありませんでした。
「私はホールカップの中に手を入れた時、カップに触れた時、妥協を迫られる状況に、いつもイライラしていました」と、サンディエゴ近郊のボニータゴルフコース(カリフォルニア州)を管理するリークセッカー氏は言話します。「多くのゴルファーがパターでボールを抜き取りますが、それが一瞬でカップを台無しにしていました。私のモチベーションは、私たちのゴルフ競技が終わるまでホールを朝と同じ状態にしておくことでした”
カップを保護するための彼の解決策は? それらの発泡性の浮力にあるおもちゃ
クラスAスープリであり21年のGCSAAメンバーであるリークセッカー氏は、グリーンでプールヌードル(日本ではプールスティック等の商品名)を使用するための彼の2.99ドルの投資が将来、狙いが違うとはいえ業界全体のトレンドになるとは、その時は想像すらしていなかったでしょう。
2019年12月に、リークセッカー氏と彼の友人でビジネスパートナーのジム・デイビス氏は、彼らがゴルフカップヌードルと名付けた彼らのコースアクセサリーの米国特許申請のために弁護士を雇いました。その品物はゴルフボールを拾い上げる時に、カップや旗竿に触れなくてすむようにデザインされており、彼らは特許手続きを迅速化するために、手続きを急ぎました。
ところが、現在の状況は、彼らのアイデアはすでに誰もが使用するアイデアとして稲妻のような速さで普及しています。
「コロナウイルスのおかげで、一夜にして必需品になった」と、ハレル社の営業担当者デイビス氏は言います。「ブレンドンがこのアイデアを思いついた時には、ウイルス対策という発想はありませんでした。そのような先見性は持ち合わせていませんでした」
3月に米国内でコロナウイルス危機が発生したことを受け、GCM誌は、スープリを対象にコース管理や運営面でどのように調整しているかについてのレポート収集を始めました。何人かのスープリは、カップや旗竿へのゴルファーの接触をなくすために、プールヌードルを使用していると報告していました。
このアイデアはツイッターなどで瞬く間に全米に拡散し、リークセッカー氏は驚き、「あっという間に事態は動きました。それは実にクールだ。疑いはありません」と彼は話します。
昨年10月にボニータGCを訪れたデイビスは、リークセッカー氏の発案したものを初めて見たとき、彼は驚愕したという。私は彼に言ったんだ、「素晴らしい!」って。「完璧だと思いました」とデイビス氏は言います。彼らの弁護士は、自分たちのアイデアを守るために、すぐにボニータGCから麺(ヌードル)を取り外しなさいと言いました。特許弁護士が『麺を目に触れないようにしてくれ』と言った時に、‟何か大きな問題があることがわかったんです”。彼は、「発明者でなくても誰でも特許を出願できる」と言っていました。発明者である必要はなかったわけです。
リークセッカー氏がプールヌードルを取り除いたところ、ゴルファーたちからはどうしてなくしたのかと尋ねてきたと彼は言います。「彼らは本当に気に入っていました」
地域の他のスープリもそうだった。リークセッカー氏とデイビス氏は既に地域のコースにいくつか販売していました。
3月に開催されたGCSAAのタウンホール・ウェブ会議では、ミズーリ州のゴルフコースでカップにプールヌードルを使用している写真が、タッチフリーのコースを作るための改造として紹介されました。私はブレンドンに「信じられないことが起こった」とメールをしました。「みんなが作っているんです」とデイビス氏は言います。「私は、人々が真似をしていることを恨んでいるわけではありません。何よりも嬉しいことです」
ゴルフカップヌードルの本来の目的はウイルスの蔓延を止めることではありませんでしたが、この製品は、コロナウイルス対策としてのコース運営のベストプラクティスをまとめたゴルフ業界の主要組織(GCSAAを含む)による協力的な取り組みであるBack2Golfを含め、ゴルフ業界全体で支持されているタッチレスソリューションにうまく適合しています。また、ゴルフカップヌードルは、最近のゴルフ規則の変更にも対応しています。USGAとR&Aは、ルール変更の理由の1つとしてプレーのペースを挙げています。現在、COVID-19の下では、旗竿をさしたままにすることの重要性が増しています。先週末、1日の予約シートには309人のゴルファーの名前がありましたが、これは彼が13年間のデイリーフィーのパブリックコースで見てきた中で最も多かった。少なくともここでは、人々は旗竿に触れておらず、グリーンは以前よりも早くゴルファーが移動しクリアになっています。
この商品が導入された当初、リークセッカー氏は、彼の発明だとは知らせずに、彼の友人のスープリの何人かと連れ立ってプレーしました。グループの一人が「これはどこで手に入れたの?と聞いていました」
リークセッカー氏は、厚さ2インチ、直径3と4分の1インチのプールヌードルをスライスするために画材用のナイフを使用しています。彼はそれをカップの底に置き(それにアンカーはありません)、あらかじめ開けられている中央の穴に旗竿を挿入します。「とても簡単で、そしてとても安価です。18個作ってコースに設置し、ゴルファーの反応を見ていました」と彼は言います。
これまでのところ、リークセッカー氏はプールヌードルに使った費用は40ドル未満と推定しており、彼が今日使用しているゴルフカップヌードルのセットは、彼が5月5日に作成したものだという。「消耗したり、破れたり、裂けたりしていないか確認して、製品のアイデアを安っぽくしないように、鮮度を保つように」と彼はアドバイスしています。
ゴルフカップヌードルの将来は? リークセッカー氏とデイビス氏は、特許がいつの日か承認されることを願っています。デイビスによると、彼とリークセッカー氏は、ゴルフアクセサリー会社にアプローチしていると話します(彼らが用意した商品名は、リップセイバー、カップセイバー、そしてゴルフヌードルでした)。二人は、他のコースで、PVCパイプと羊飼いのフックを備えたものを含むゴルフカップヌードルのバリエーションを見てきました。「誰もが自分用に作っているので、私たちが儲かるかどうかはわかりません」とデイビスは言います。
一方、リークセッカー氏は、これが一攫千金を狙ったプロジェクトだとは考えていなかったようで、「金儲けのためにやっているわけではない。うまくいけば、ジムが(特許出願料の)お金を取り戻せて、十分に稼げます」と言っています。「私がやろうとしたのは、自分や他の管理人の仕事を楽にし、より良いものにするための何かを作ることでした。私のビジネスは草を育てることです」
リークセッカー氏は、ゴルフカップヌードルが存続することを願っていると言います。「20年後に引退した時に、ゴルフ中継を見て、自分たちがゲームの一部に貢献したと感じられたら最高ですね」と彼は言う。
ボーナスターフハック:バンカーの羽根
陸上競技場や工事現場などの目印に使われる測量用の羽根に似たアイデアだ。
「砂の深さ」を監視するために、バンカーの集水部に羽根を設置します。羽根の先端が見えている場合は、砂をかき分けたり、新しい砂を加えたりして、砂を再分配するように知らせてくれます」とリークセッカー氏は言う。「羽根は希望の深さにあらかじめカットしておくことができます。私は砂の排水性には4インチの深さが適していると考えます」とリークセッカー氏は言います。追加的な効果として、「羽根はゴルファーとメンテナンスチームが適切なレーキング技術を訓練するのに役立ちます。私達は砂を一貫した状態に保ち、お客様のために最高のものにしたいと思っています」
興味深いことに リークセッカー氏は8年前、バンカーの改修工事中に彼のオフィスの引き出しの底に最初の羽を見つけたそうです。