ゴルフは「一生涯続けられるゲーム」という言葉をよく耳にします。本当にそうでしょうか?
他のほとんどのスポーツとは異なり、ゴルフの参加者は年齢を問わず安定しています。図1にあるように、最初はスキーやテニスが若干高い参加率を示しますが、50代になると他のスポーツはゴルフとは勝負になりません。ゴルフが断トツです。
団塊の世代が定年退職を迎えるともに、65歳以上のゴルファー層人口は拡大します。この4年間で50%増えて480万人に達しました。65歳を迎えて団塊の世代は毎日1万人のペースで増え続け、今後10年ほどこの傾向が続きます。
定年退職後のゴルファーは、ゴルフ経済に大きく貢献しています。
・成人ゴルファーは他の世代に比べ、年間ラウンド数が約2倍多い(平均32回対17回)
・他の年齢層と比較して、ゴルフに費やす費用が平均して多い
最も重要なことは、思春期や成人期初期に熱心なゴルファーを作ることです。そうすることで、たいていの場合、生涯現役のゴルファーが誕生するということです。この参加者たちの人口は、ゴルフマーケットにおける顧客の生涯にわたる存在が、他のどのスポーツやアクティビティと比べてもよりも大きいことを示しています。その差は非常に大きな差です。だからこそ、長期的に見た時、ゴルフ業界が、若い世代にゴルフに接する機会を提供する意味があります。その結果、経済的な効果はもちろんのこと、ゴルフゲームがもたらす持続可能な成果も大きくなります。
しかしここで考えていただきたいことがあります。私の友人が、80代半ばのゴルフ仲間のことをこう話していました。彼はいつも自分のゴルフの状態を嘆いています。彼のいつもの話題は「80歳を過ぎてから、私のゴルフは下降線を辿っている」。想像してみてください。
ジョー
ジョセフ・F・ベディッツ(Ph.D.)
米国ゴルフ財団(NGF)社長兼CEO