2022年7月21日
今回は、米国のゴルフビジネスに関する中間報告の2回目です。第1回目の更新では、健全なゴルフの需給状態に向かう中で、ゴルフ場の閉鎖が先細りになっていることをお伝えしました(米国内ゴルフ場閉鎖の中間報告:http://jgin.wp.xdomain.jp/%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e5%86%85%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e5%a0%b4%e9%96%89%e9%8e%96%e3%81%ae%e4%b8%ad%e9%96%93%e5%a0%b1%e5%91%8a/)。今回は、ゴルフ用品の販売に焦点を当てます。
ゴルフ用品メーカーは、50年前から毎月の販売台数と販売金額をNGFに報告しており、その販売数を集計したものを「NGF産業販売報告書」として参加メーカーに報告しています。国内販売分は毎月、海外販売分は四半期ごとに報告されます。この報告書は、参加メーカーに配布される唯一のものです。
サプライチェーンの制約にもかかわらず、2022年のゴルフ用品メーカーの出荷量は、昨年の目覚しい成長に匹敵するほど好調を維持しています。6月までのゴルフクラブの出荷量(金額ベース:ドル)は10.2%増、ゴルフボールは12.1%増となっています。COVID-19によるパンデミック前のベース指数(2019年を使用)と比較すると、クラブとボールの売上高は合わせて49%増となっています。販売数は前年比3%増ですから、販売金額の上昇の一部(といってますが大きなな要因だと思います)は価格上昇に起因しています。2021年のクラブとボールの販売数が、パンデミック前の数を18%上回ったことも注目すべき点です。
以上が、ゴルフマーケットで販売されている商品の話です。何が売れているかという点では、私たちがヒヤリングした小売業者からは、概して、中期の用品販売は昨年よりわずかに下回っているものの、2019年のレベルと比較すると大幅に上回っていることが示されています。この結果、小売店の在庫は若干改善され、小売店は顧客の需要を満たすことができるようになりました。
より詳細な年央の様子については、NGF会員は、用品市場に関する付随するスポットライト・ストーリーにアクセスすることができます。
次号では、増えているラウンドを取り上げ、この重要な指標に関する中間期の状況を検証します。
NGF CEO, Joseph Beditz
出典:https://www.ngf.org/mid-year-update-equipment-sales/