ゴルフはグローバルゲーム:209カ国で約3万9000コース
by National Golf Foundation
2019年2月掲載

ゴルフはグローバルゲーム
R&Aが発行した最新の“ Golf Around the World”レポートによると、National Golf Foundationの綿密な調査に基づいて集計された2018年末現在で、世界249カ国のうち209カ国にゴルフコースがあります。このレポートは、世界中の既存および開発中のゴルフコースの開発状況を通して、ゴルフゲームの世界的な広がりをまとめています。
R&Aは世界中のメンバーにレポートを発行し、グローバルな供給と開発の動向に関するプレゼンテーション、会議、スピーチでその内容を公表しています。
報告書は、世界中の3万8864のゴルフコースをまとめています。これはNGFのリストをベースにしたものです。R&Aの調査は、ゴルフコースに関する歴史、経済発展、政治的意思決定といった背景をより深く考察し、主要市場として登場したベトナムやアルゼンチン、トルコ、サウジアラビアなどの国々における地域開発の原動力としてゴルフコースが活用されている現状など、世界の六つの地域の動向を調査しています。
世界の84%の国が少なくとも1コースを持っていますが、ゴルフゲームは地理的に偏って集中したままです。アメリカ、日本、カナダ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、韓国、スウェーデン、スコットランドのトップ10のゴルフ国は、世界の供給の78%を占めています。その割合は、2017年の74%から増加しています。
そして、南極(1)からジンバブエ(38)まで世界の至る所にゴルフコースがあります。
米国は世界でも最もゴルフコースの供給が多い市場であり、1万4500以上のゴルフ施設に18ホール換算で1万6500以上のゴルフコースがあります。日本には3169(18ホール換算)のゴルフコースがあります。南北アメリカを合わせて、全世界のコース供給量の50%を占めています。そのうち43%は米国にあります。ヨーロッパは23%で2番目に大きいシェアを持ち、アジアが16%で続いています。

Ballybunion’s Cashen Course.の16番ホール(Photo Courtesy of Carr Golf Travel)
スポーツは長い間、利用が会員に限定されるプライベートクラブが大きく関与してきましたが、R&Aのレポートによると75%のコースが何らかの形で誰もがアクセス可能であることを示しています。
18ホール換算で534の新しいゴルフコースプロジェクトが現在101カ国で進行中で、これはゴルフというゲームの継続的した拡大が続いている証拠です。建設中であろうと進行中の計画であろうと、新設されるゴルフコースプロジェクトの約64%はリゾート開発と提携しています。ヨーロッパとアジアはゴルフコース開発をけん引しています。特に、ベトナムには既存の78コースに加え、さまざまな開発段階にあるゴルフコースが43あります。

ベトナムのFLC Ha Long Bay12番ホール(Photo: Schmidt-Curley Design)

R&Aの世界のGolf Around the Worldレポートには、上位20カ国のコース数、施設数、およびホール数がまとめられています。またそれぞれの国でのコース数について詳述しています。

レポートのデジタルコピーをダウンロードするには、ここをクリックしてください。

NGFのグローバルゴルフコースのデータベースへのアクセスに興味があるゴルフ事業者は、NGF最高経営責任者Greg Nathan(gnathan.ngf@org)に連絡するべきです。

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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