2020年5月28日
USGA、ダニー・ボーデン(Danny Vohden)
COVID-19のため影響で今年のUSGAの機能を学ぶUSGA「P.J.ボートライトインターン」(USGA P.J. Boatwright interns)のクラスは、オンラインセッションで開催しました。(USGA/スティーブ・ボイル、Steve Boyle)
USGAは、P.J.ボートライト・インターンシップ・プログラムにより2020年に125名を超える有給のインターンシップ実施することで、ゴルフ業界の将来のリーダーの育成するという義務(コミットメント)を継続して履行しています。
1991年にプログラムを開始して以来、USGAはこの間、約3000万ドルを投資し、大学生やその他の参加資格を持つ応募者に、USGAのネットワークであるアライド・ゴルフ協会(AGA:PGAやGCSAAなど主要団体が連携する)のスタッフとしての実地経験の場を提供してきました。2020年のインターンシップへの資金提供額は、合計で170万ドルです。
関連動画コンテンツ:2019年P.J.ボートライトインターンがサミットのためにUSGAを訪問(https://www.usga.org/content/usga/home-page/videos/2020/05/28/usga-boatwright-intern-summit-6160065414001.html)
「COVID-19のパンデミックの中で、私たちは、インターンシッププログラムの重要性を理解しています」とUSGAのCEOであるマイク・デイビスは述べています。「アライドゴルフ協会は、全国の何百万人ものゴルファーにすべての地域レベルで大切なサービスを提供しており、ボートライトインターンはその能力開発において重要な役割を果たしています」と述べています。
米国内の59のゴルフ協会(GA)とプエルトリコのGAに対して2020年クラスの資金が提供され、このインターンシップ期間(3カ月から12カ月)に、競技会やジュニアゴルフプログラムの実施、会員増への活動支援など、ゴルフのあらゆる側面のマネジメントを経験することができます。
現在、州や地域のゴルフ協会の役員の3分の1、スタッフの30%がボートライトの卒業生であり、現在のUSGAスタッフには16名がおります。
インターンシッププログラムは通常、2日間のサミットが含まれています。全国のインターン生がUSGAのキャンパスを訪問し、直接、専門能力開発講座を受けたり、USGAスタッフや他のスタッフとのネットワークを構築したりしています。COVID-19の影響により、2020年のサミットは5月21日から6月2日までの一連のセッションを通じてバーチャルで行います。全セッションでは、40名以上のUSGAスタッフが指導し、チャンピオンシップ、ルール、ミュージアム、コミュニケーション、マーケティングなど、USGAの主要なサービス機能の紹介が行われます。
このプログラムは、USGAと米国ゴルフ業界に極めて重要な役割を果たしたUSGAの第3代専務理事であるP.J.ボートライト氏の貢献を称えるものです。アマチュアプレーヤーとしての実績を持つボートライト氏は、1959年にUSGAに入会するまでの5年間、キャロライナ・ゴルフ協会の専務理事を務めました。1991年に亡くなるまで同協会の役員を務め、スポーツマンシップと奉仕という遺産を残しました。
USGA最高の栄誉であるボブ(ボビー)・ジョーンズ賞の受賞者であるだけでなく、ボートライト氏の遺産は、サウスカロライナ・アスレチック・ホール・オブ・フェイム、ウォフォード・カレッジ・ホール・オブ・フェイム、キャロライナス・ゴルフ・ホール・オブ・フェイムなどに設置されています。1990年には、米国ゴルフライター協会から、彼のゴルフへの顕著な貢献が認められ、ウィリアム・D・リチャードソン賞を授与されました。
インターンシッププログラムは、USGAの年間7000万ドルの投資の一部であり、全米オープンの収益で支えられています。