2022年10月26日

 伝統的なゴルフゲームは、パンデミックが起きるはるか以前から進化を続けてきました。この2年間は、ゴルフへの参加率、ラウンド数の増加、ゲーム(ゴルフ)に対する好意的な一般社会の認識の向上、そしてマーケット全般におけるより健全な見通しを特徴とする歴史的な伸びを見せています。

 ゴルフの進化はここ何年か続いていますが、最新のマイルストーンは重要です。

 2022年には、史上初めて、コース以外の施設を含めたゴルフ参加者数が4,000万人を超えると予想されています。そしてもうひとつ、伝統的なコース以外の施設でプレーした人数が、芝生のコースの合計を上回るというのも初めてのことです。私たちは、来年早々に正式な最終数字を発表する予定です。

 私たちが発表する数字は新しい計算でも、”ゴールポストを動かす “ことでもありません。この最新の調査結果は、今年のNGFゴルフビジネスシンポジウムの中心テーマである「ゴルフの進化をよりよく理解し、その枠組みを作る」ための継続的な研究の一部です。

 今週シャーロットで開催されたシンポジウムでは、従来のゴルフコースでの参加と、トップゴルフなどのゴルフ・エンターテイメント、シミュレーター・ゴルフ、バーチャル・リアリティ・プレーなどの新しいコース以外の施設の参加の両方が2022年まで増加するという高い水準のデータが発表されました。ゴルフコース外でのプレーは、新しい魅力的なサービスの提供により、コース内でのプレーに新たなエントリーポイントを提供しており、最近の調査では、従来のコースにおける需要を奪うのではなく、新たな参加者を追加することが証明されています。

 ゴルファーでない人がお酒を飲む合間にTopgolfのような場所でボールを叩くことを気にするかどうかは別として(あるいは、そのような行為をゴルフの一形態として受け入れることに抵抗があるかどうかにかかわらず)、ゲームを将来に向けてより良い方向に導く、前向きで幅広い機運が高まっています。また、コース上でもコース外でも、ゴルフ業界が積極的に関わろうとする“あまり存在感のない層”が成長していることも特筆すべきことです。

 ゴルフは進化しています。さまざまな意味で。私たちは、あらゆる形でゴルフを追い続けています。

出典:National Golf Foundation – New Milestones in Golf’s Evolution (ngf.org)

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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