2022年8月19日

アダム・モーラー(Adam Moeller 、USGAグリーンセクション教育担当ディレクター、農学者)

色とりどりの砂が入った12オンスの調味料ボトルは、ボールマークの問題を隠すのに役立ちます

 ボールマークはゴルフの一部ですが、デコボコした状態やスカルピング(軸刈り)、見苦しい外観を引き起こさないようにする簡単な解決策があります、それは適切に修復することです。残念ながら、未修理のボールマークや不適切に修復されたボールマークは何世紀にもわたってゴルフの一部であり、ある程度は常に問題である可能性があります。メンテナンスチームは、グリーンを刈る前に未修理のボールマークを修正することがよくありますが、すべてのボールマークを取り除くことはできません。ボールマークの問題が生じた場合、その問題を解決するために使える簡単なテクニックがあります。

 ソーコン・バレー・カントリー・クラブで開催された全米シニアオープンでは、メンテナンススタッフが色とりどりの砂を使ってボールマーク跡を隠し、表面を滑らかにし、芝の回復を促進させることに成功しました。以前は、緑の砂を使ってボールマークを埋めて滑らかにしていましたが、それでは余計に目立ってしまうようです。そこで、ボールマークが芝生になじむように、緑の砂から色の異なる砂を混ぜた砂に変更しました。混ぜ合わせたのは、黒、黄、チーク、チョコレート、緑、青の6色の砂です。砂は別々に購入し、年間を通じて変化するパッティンググリーンの色に合わせて、異なる割合で混合しています。また、この砂には、芝の回復を促すクリーピングベントグラスの種子も混ぜています。色とりどりの砂を入れた12オンス(約360㏄)の調味料瓶を使えば、ボールマークは簡単にきれいになります。

 ボールマークの問題は残念ながらなくならないようなので、その問題を解消する方法を探しているのであれば、この芝生のヒントは検討に値するものです。そして、ゴルファーは、ボールマークを修復するための自分の役割があることを忘れてはいけません。

出典:https://www.usga.org/content/usga/home-page/course-care/green-section-record/60/15/making-ball-marks-disappear.html#

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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