今日の新型コロナウイルス感染が拡大する中で、お客様が安全に安心してゴルフを楽しんで頂けるためには、ゴルフ練習場での感染を防ぐための具体的な対応をあらかじめ定めておくことが重要です。
そのためにはゴルフ練習場のお客様やスタッフの生命と健康を守る業界共通の「施設提供継続のためのガイドライン」が必要だと考えます。よって関西ゴルフ練習場連盟は、ここにゴルフ練習場施設の特性に則した、新型コロナウイルス感染拡大を徹底的に防ぐ運営ガイドラインを定め、会員ゴルフ練習場に対してガイドラインに沿った営業活動に臨んでいただくことを求めます。

関西ゴルフ練習場連盟
理事長 川﨑益彦

利用者への注意喚起(ホームページ・店頭掲示・書面配布等)

施設利用時の注意事項並びに、体調が思わしくない時の来場自粛をHPや掲示で会員へ呼びかけ、実行の徹底を強く求める。

感染拡散を防ぐため、しばらくの間、以下の点を厳守の上ご利用いただきますよう、強くお願い申し上げます。少しでも該当すると感じる点がある方のご来場は固くお断り申しあげます。

●次の症状がある方等、該当する点があるお客様は来場しないでください。
*風邪の症状(くしゃみや咳が出る)や37.5度以上の熱がある方。
*強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある方。
*咳、痰、胸部不快感のある方。
*同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる。
*嗅覚・味覚に異常を感じる方
*その他新型コロナウイルス感染可能性の症状がある方。

ゴルフ練習場は基本的に打席間隔が2.5メーター前後確保されているため、一打席に一人だと濃厚接触になりません。ただし、一打席をグループで利用する場合はその保証はありませんので、基本的に一打席一人のご利用とします(子供連れやカップルは例外とする)。

フロント受付での順番待ちの列は、前の方と1メートル以上空けてお並び下さい。ウェイティングされる方が増えますと感染の確率が高くなりますので、クラブハウスでお待ちいただける人数を制限します(例:一坪に一人)。

スクールのティーチングプロやインストラクター、ショップ、レストラン等の接客スタッフはマスク(布マスクも可)を必ず着用し、利用者にも出来る限りマスク着用をお願いする。接客時には消毒を徹底する。

場内衛生確保・感染防止対処

●入場口への手指消毒剤配置と消毒の徹底
●クラブハウスの出入り口のドア、自動ドア、窓を可能な限り開放し、良好な風通しの確保。
●更衣室や手洗い場での清掃・除菌の通常以上の徹底。巡回清掃の実施及び実施済管理簿の設置。

スタッフの健康管理/処遇
①スタッフ全員の就業前の体温チェックを徹底(37.5度以上は即出勤停止)
②お客様の健康チェック項目に該当するスタッフは出社停止。
③スタッフの家族等、同居者に感染者や感染者への接触があることが判明した場合は、即刻出社停止とし、他のスタッフとの接触について正確に把握する。

感染者情報に接した場合の対処(保健所からの通知・本人からの通告)
①まず、即時に保健所へ報告。(求められる情報の速やかな開示)
②保健所の指示に従った上で早い段階で休館を決定し、関係者への周知の徹底。
③自社内だけでなく行政に対する関連者リスト提出を求められる場合を想定し、抽出するデータベースの確認や作表の手順など事前に具体化。

最後に・・・
現況のような状況下ではありますが、休業による経営状況の悪化の回避は、会員練習場共通の願いであることは言うまでもありません。関西ゴルフ練習場連盟会員の皆様には、どうか万全の体制の運営を心掛けていただきますよう、切にお願い申し上げます。

【参考】
◆内閣官房新型インフルエンザ等対策室のHP
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html
特に、URL内のポスター(日本語版、英語版など)はすぐに利用できるツールです。ご自由にお使いください。

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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