オーストラリア・ゴルフ・インダストリー・カウンシル(AGIC)は、ゴルフのメンタルヘルス効果を紹介する3時間の長編TV作品を初めて公開しました。
『ティー・ユア・マインド』と題されたこの長編フィルムは、オーストラリアで最も息を呑むようなコースを舞台に、ゴルファーがコースで出会う自然の雰囲気を満喫できる18ホールの体験としてまとめた、ゴルフの持つ素晴らしいマインドフルネスを体験できる動画です。
「ティー・ユア・マインド」は、シドニー郊外のコラロイにあるロング・リーフ・ゴルフクラブ(Long Reef Golf Club)とリトル・ベイのセント・マイケルズ・ゴルフクラブ(St Michael’s Golf Club)での男女のゴルファーのラウンドを追いながら、海岸を吹く風になびく木々や野生の鳥たちのさえずりなど、ゴルフの静謐で瞑想的な感覚を再現しています。
行動心理学者のジョナ・オリバー氏は、「ゴルフは、真の幸せの条件を作り出すのに最適なスポーツです」と話します。
「幸福は、チャレンジとスキルの間にあるスイートスポットを見つけることから生まれます。これに自然の中で運動することを組み合わせれば、マインドフルネスと心理的な健康を生涯にわたって維持するための完璧なレシピが得られます」。
COVID-19パンデミックの中で、ゴルフは、多くのゴルフプレーヤーがゲームに戻ってきて、目覚ましい復活を楽しんでいます。
このムーブメントを持続させるためにAGICは、デジタル形式で真のゴルフ体験を再現した「Tee Your Mind」を作成し、ゴルフの精神的・身体的健康能力を強く訴求することで、より多くの人々にゴルフに参加してもらうことにしました。
AGICの会長であり、PGA of Australiaの最高経営責任者であるギャビン・カークマンは、「ゴルフは、COVID-19という100年に一度の挑戦によってもたらされた、信じられないほどストレスの多い一年を生き抜く解毒剤となりました。ゴルフは安全でソーシャルディスタンスを確保できる環境の中でプレーすることができることから、多くの新規参加者やリピーターのゴルフ参加者は、友人や自然とのつながりを取り戻すためにこのスポーツを積極的に楽しんでいます。私たちのゲームは、心身ともに最高の体験であり、この困難な時期に多くの人がゴルフを貴重な精神衛生上の出口として利用しています」と話しています。
ゴルフ・オーストラリアのアンドリュー・ニューボルド会長は、ゴルフは人々が不安を克服するための強力な休息の場であると述べています。
ニューボルド氏は、「ゴルフの利点は多様であり、それはスポーツとしての肉体的な面だけではありません。未だ収束しないCOVID-19の脅威の中で、より多くのオーストラリア人がゴルフを利用しているのを目にしています」。
サザン・クイーンズランド大学(University of Southern Queensland)は、スポーツ参加と精神衛生上の問題との関係を調査する研究に着手し、ゴルフを含むスポーツが、強いつながりと社会への帰属意識を生み出すために果たす役割を探っています。
私たちは、緑地に触れることが、私たちの総合的な幸福感にプラスの影響を与えることがわかっており、より幸せに、よりリラックスして、よりポジティブな気分になることがよく経験しています。私たちの研究と並んで、このことは、自然を体験することに対する私たちの反応は感情的であり、私たちの精神的な健康に不可欠であることを示唆しています。
今回作成した映画『ティー・ユア・マインド』は、映画の中で、視聴者がゴルフに対する理解を深め、心を解きほぐし、心を落ち着かせる要素に浸るための安らぎの空間を提供しています。
Tee Your Mindは、オーストラリアゴルフ産業協議会(AGIC)によって運営されています。AGICは2006年後半に設立され、主要なゴルフ団体が合意したイニシアチブを通じてオーストラリアのゴルフ業界の結束を支援するフォーラムを提供するために設立されました。
※ マインドフルネス(Mindfulness):自分の身に今起きていることに意識を集中させて、自分の感情・思考・感覚を冷静に認識して、現実を受け入れること