2021年のグレートブリテンおよびアイルランドにおけるゴルフの参加率が、Covid-19の流行前のレベルを強く上回っていることが数字で明らかになりました。

R&A 22年3月31日

 

 R&Aがイングランドゴルフ、ゴルフアイルランド、スコットランドゴルフ、ウェールズゴルフと共同で行った調査では、競合するレジャーが再び動き出したにもかかわらず、このスポーツ(ゴルフはスポーツです)が依然として盛んであることが証明されました。

 二つの新しい参加レポートによると、2021年にグレートブリテンおよびアイルランドで、530万人の成人ゴルファーが9ホールまたは18ホールのゴルフコースでプレーし、30年以上前のモニタリング開始以来2番目に多い人数でした。エリア別では、アイルランドでの僅かな増加、グレートブリテンでの僅かな減少がありました。

パンデミック前の成長

 ゴルフは、安全にプレーできること、心身の健康を増進する効果が証明されていることから、パンデミック時に大きなブームとなりました。最新のデータでは、ゴルフへの参加率は、Covid-19以前の数年間を大きく上回っています。

 英国では、コースでプレーした成人の人数はCovid-19以前から徐々に増え始め、2017年の250万人から2019年には300万人へと増加し、2020年には520万人とに急増しています。最新の数字では、2021年は480万人のゴルファーがプレーしています。

 2021年はプレーの制約が少なく、熱心なゴルファーが2倍以上に増え、女性ゴルファーが増え、練習場やパー3コースの利用が高い水準を維持していることも新しい数字で明らかになりました。

極めてポジティブ

 R&Aのチーフ・ディベロップメント・オフィサーであるフィル・アンダートンは、「昨年、グレートブリテンおよびアイルランドにおいて、成人ゴルファーのコースでのプレーが好調で、利用人数が好調に推移したことは、非常にポジティブ動きです」と述べています。

 「特に、フルレングスのコース、ゴルフ練習場、その他のゴルフ場の利用において、ゴルフの人気は衰えることを知りません」。

 「ゴルファーは、様々な参加促進策や、身体的・精神的健康に役立つスポーツであることを伝える周知活動に支えられ、スポーツを積極的に楽しんでいます。この勢いを維持し、ゴルファーがあらゆるレベルでこのスポーツを楽しめるようにすることが重要です」。

 両報告書は、スポーツ・マーケティング・サーベイ(SMS)により作成されました。

2021年英国ゴルフ参加報告書の主なハイライト

  • フルレングス・コース(9ホールまたは18ホール)での成人ゴルファー総数は480万人で、2020年の520万人から減少したものの、2019年のパンデミック前の300万人をかなり上回る水準を維持
  • 女性ゴルファーのフルコース利用者は34%に増加(140万人→160万人)
  • 熱心なゴルファー(52回以上プレーした人)は14万9000人から33万9000人と2倍以上に増加
  • ゴルフ練習場の利用者は350万人を超え、過去20年間で2番目に高い数字に
  • パー3コースの利用者は2万7000人から4万1000人に増加し、2012年から2016年の数字とほぼ同じだった
  • ゴルファーの平均年齢は、2020年と同じ41歳
  • パンデミックをきっかけに、コース内外を問わずゴルフを再び試したり始めたりした人は15%(2020年または2021年時点)

2021年アイルランドゴルフ参加報告書の主なハイライト

  • フルコース(9ホールまたは18ホール)の成人ゴルファー総数が54万人から54万3000人にわずかに増加
  • 女性ゴルファーのフルコース利用者は21%に増加(7万人→11万1000人)
  • コアゴルファー(プレー回数12〜51回のレギュラーゴルファーと52回以上のアビッド(熱心な)ゴルファー)は16万1000人から20万1000人に上昇
  • パンデミック(2020年または2021年)をきっかけに、コース内外のあらゆる形式でゴルフを再び試したり始めたりした人は18%で、15~24歳では29%に上昇した

 この新しい参加データは、2021年に英国でゴルフのラウンド数が4年連続で増加したことを強調した最近のSMSの調査に基づいています。

 

出典:https://www.randa.org/articles/participation-remains-strong-in-gb-i

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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