Biennial Compensation and Benefits Reportでは、2019年の調査結果より4.5%増の9万7,354ドルになっています。

2021年5月12日

ゴルフコースインダストリー誌スタッフ

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 GCSAA(Golf Course Superintendent Association of America、米国ゴルフコース管理者協会)の調査によると、米国におけるゴルフコース・スーパーインテンデントの平均年収は9万7,354ドル(1,067万8,600円/2021年5月13日現在)に上昇しました。

 この平均給与と補足データは、GCSAAが隔年で発行している最新のCompensation and Benefits Reportにまとめられています。2021年の報告書によると、平均年収は2019年の報告書に比べて4.5%増加しており、GCSAAが1993年に調査を開始して以来、毎回、増加傾向が続いています。スーパーインテンデントの給与は、1993年の平均給与が44,500ドルでしたから30年間で2倍以上に増加しています。

 教育、経験、奉仕活動を通じて最高レベルの評価を得た認定ゴルフコーススーパーテンデントの年収は、2019年に比べて7.5%増加しました。彼らの平均給与は119,558ドルに上昇し、2019年に比べて8,308ドル増加しました。

 アシスタントスーパーディレクターとゴルフコース機器管理者も、収入が増加しました。アシスタントの給料は5.6%上昇し、設備管理者は2年前の平均給料から5%上昇しました。

 GCSAAのCEOであるレット・エヴァンスは、「昨年、ゴルフの人気が高まったことで、雇用主は、ゴルフ施設の最高資産を監督する高学歴の専門家の価値を理解していることが明らかになりました。特に、認定ゴルフコース・スーパーインテンデントのように、最高レベルの知識を求めている人に高い報酬を与えることで、ポジティブな影響があると考えられています」と述べています。

 また、レポートでは、GCSAAのスーパーインテンデントのプロフィールを紹介しています。スーパーインテンデントの平均年齢は47.3歳で、この職業に就いてから16.7年の経験年数を有しています。スーパーインテンデントの現職に限ると平均勤続年数は10.4年で安定しています。

 2020年12月から2021年1月にかけて、協会の調査会社であるIndustry Insights社が、GCSAAのクラスAおよびクラスBの全会員に2021年の調査票を送付したところ、回答率は43%で、誤差は±1.3%、信頼度は95%でした。

出典:https://www.golfcourseindustry.com/article/average-superintendents-salary-gcsaa/

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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