2023年3月23日

 カリフォルニアとフロリダが全米のゴルフ用品をリードしているのは納得できます。

 なぜなら、カリフォルニアは人口が最も多い州であり、フロリダは大陸部で最も長い海岸線を有し、バケーションで、また退職者やセカンドホーム所有者たちが東海岸の太陽光を楽しむための場所として知られています。そして、どちらの州も(主に)年間を通してゴルフを楽しめます。

 それでは、どの州に最も多くのパブリックゴルフコースが所在しているのでしょうか?

 NGFの最新の州ごとのゴルフレポートによると、それは先の2つの州に次いで3位にランクインしているのがミシガン州です。

 フロリダには677のパブリックゴルフコース、カリフォルニアには633の(デイリーフィーと市営)、そしてミシガンには合計738のパブリックゴルフコースがあります。ミシガンではゴルフコースの約86%は誰でも利用できます。

 パブリックコース1施設あたりのゴルファー数についてみると、ミシガン州の1,172人は全国平均の2,127人を大幅に下回っています。その原因の一部は、州内に70近くあるリゾート型ゴルフ施設(全米第3位)が州外からのゴルファーの利用を目的としているためです。

 では、どの州が1パブリックゴルフコースあたりのゴルファー数が最も多く、一般的にいって需要とティータイムの競争が激しいのでしょうか?

 このカテゴリでのリーダーは、1ゴルフ場あたり4,919人のゴルファーを抱える国内で最も人口密度の高い州であるニュージャージー州です。同州は1平方マイルあたり約1,300人の住民を抱えており、国内で最も多くのプライベートクラブが所在しています。メリーランド州とカリフォルニア州も1パブリックコースあたり4,000人以上のゴルファーを抱えており、国内平均値のほぼ2倍です。公共が利用できるゴルフ施設に関しては、供給と需要のバランスは通常強い地域的な差があるため、これらの州のいずれもパブリック利用でのティータイムを確保するのはダコタ州のいずれかよりも難しいでしょう。

 特定の州のゴルフについて詳しく知りたい場合は、NGF会員はこちらから最新の州別ゴルフ概要を確認することができます。また、NGF非会員は、mbaldwin@ngf.org までメールで問い合わせることで、自分の州のレポートの無料コピーをリクエストすることができます。

Reprinted with permission of NGF

出典:https://www.ngf.org/update-state-supply-standouts/

By 喜田 任紀

月刊ゴルフマネジメント前編集長、一般社団法人関東ゴルフ連盟グリーン委員会参与

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